ノート PC を購入するといつも Debian Gnu/Linux sid をインストールするのだけれど も、X Window System や InputMethod をインストールして利用し始められるところま での手順っていつも忘れる。メモとしてブログに載せておきます。
console 上での ctrl:caps swap 設定
取りあえずこの設定をしないと、何も操作出来ない。Caps Lock と Control キーを入 れ替える設定です。
/etc/default/keyboard を下記のように修正
XKBOPTIONS="ctrl:swapcaps"
下記のコマンドで設定を反映。
% sudo /etc/init.d/console-setup restart
sid の sources.list 設定
Debian Gnu/Linux をノート PC にインストールする時は必ず sid を入れます。新し目 のソフトウェアを使いたいから。
deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ unstable main contrib non-free
deb-src http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ unstable main contrib non-free
下記のコマンドで dist-upgrade
% sudo apt-get update
% sudo apt-get dist-upgrade
iwlwifi のインストールとネットワーク設定
買うノート PC はいつも ThinkPad。大体 intel チップな Wi-Fi モジュールが搭載さ れているので、iwlwifi を使う。
% sudo apt-get install firmware-iwlwifi
% sudo modprobe iwl4965 # 各々の端末に合わせる。lspci コマンドで確認
% sudo modprobe iwlagn
% sudo iwconfig
% sudo ifconfig wlan0 up
次に /etc/network/interfaces の設定
auto wlan0
iface wlan0 inet dhcp
pre-up /sbin/wpa_supplicant -B -Dwext -c/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf -iwlan0
pre-up iwconfig wlan0 essid ${SSID}
pre-up ip link set wlan0 up
pre-up iwconfig wlan0 ap any
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf の設定
% sudo wpa_passphrase ${SSID} ${PASSPHRASE} > /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
生成した上記のファイルを修正・加筆
network={
proto=WPA WPA2
key_mgmt=WPA-PSK
pairwise=CCMP TKIP
ssid="${SSD}"
psk=.....
}
ネットワークインターフェースの再起動で接続
% sudo service networking restart
X Window 周りの設定
必要なパッケージをインストールする。ビデオカードドライバは端末に合わせてインス トールする。thinkpad は Intel なビデオカードの場合が多いので下記のように指定。
また、昔はよく enlightenment を使っていたのだけど、e17 が何時まで経っても完成 度上がらないので諦めて openbox を使うことに。
% sudo apt-get insatll openbox obmenu xorg xserver-xorg-video-intel
console 同様に ctrl:caps を swap する。xorg.conf が無い(2012/04時点)ので、sid では /etc/X11/Xsession.d/10setxkbmap を下記のように生成して対応。
#!/bin/sh
setxkbmap -option ctl:nocaps
日本語入力 input method のインストール
日本語入力に uim-mozc を利用することに。今のところこれが一番快適。
% sudo apt-get install uim-mozc uim-xim uim-utils mozc-utils-gui mozc-server uim-qt
/etc/X11/openbox/autostart に下記の行を追記
if type uim-xim &> /dev/null ; then
uim-xim &
uim-toolbar-qt4 &
fi
uim-toolbar-qt4 の preference で “オン・オフキー” 等もろもろを好みに設定。
alsa によるサウンドの出力
昔は苦労したサウンド出力も、今ではこんなに簡単な操作で出来るようになりましたw
% sudo apt-get install alsa-utils alsa-base
% sudo modprobe snd-pcm-oss
% sudo alsactl init
% sudo alsactl store
以上です。ここまで来れば、あとは好みで設定していけばいい。もちろん Ubuntu 等の dist を使えば、こんな操作は必要無いのだけど、自分でやらないとどうも気持ちが悪 いし、万が一トラブルが起きても自分で設定していれば治せるし。
まぁ、最近では MacBook を使うことがほとんどなのですが..。or2