こんにちは。@jedipunkz です。
Linux のウィンドウマネージャは使い続けて長いのですが、既に1周半しました。twm -> gnome -> enlightenment -> OpenBox -> .. 忘れた .. -> twm -> vtwm -> awesome -> kde -> gnome -> enligtenment …
巷では Linux のデスクトップ環境は死んだとか言われているらしいですが、stumpwm というウィンドウマネージャは結構いいなと思いました。タイル型のウィンドウマネー ジャで Emacs 好きの人が開発したらしいです。設定は lisp で書けます。
見た目は派手では無いのですが、
- グルーピング機能
- すべての操作がキーボードで出来る
- タイル型であるので煩わしいマウスでのウィンドウ操作が不要
という点に惹かれました。
Linux を使う時、私の場合 Debian Gnu/Linux Unstalble をいつも使うのですが、 Unstable だと apt-get install stumpwm したバイナリがコケる…ということでビル ドしてあげました。普段慣れないビルド方法だったので、その時の手順を自分のために もメモしておきます。
前提環境
- Debian Gnu/Linux unstable 利用
- X の環境は揃っている
ビルド手順
clisp をインストール
clisp をインストールします。
% sudo apt-get install clisp-dev
lisp.run というファイルを stumpwm が見つけられないので symlink 張ってあげます。 ちょっと泥臭い。
% sudo ln -s /usr/lib/clisp-2.49/base /usr/lib/clisp-2.49/full
sbcl をインストール
sbcl をインストールします。
% sudo apt-get install sbcl
quicklisp をインストール
quicklisp をインストールします。また lisp init file に諸々追加します。
% wget http://beta.quicklisp.org/quicklisp.lisp
% sbcl --load quicklisp.lisp
* (quicklisp-quickstart:install)
* (ql:system-apropos "vecto")
* (ql:quickload "vecto")
* (ql:add-to-init-file)
* (ql:quickload "clx")
* (ql:quickload "cl-ppcre")
* quit
stumpwm のビルド
stumpwm をビルドします。
% git clone https://github.com/sabetts/stumpwm.git
% cd stumpwm
% ./configure
% make
% sudo make install
まとめ
$HOME/.stumpwmrc を配置して、いろいろカスタマイズ出来ます。ウェブを検索すると 皆さんの rc ファイルが見つかるので参考にすると良いかも。prefix キーは C-t なの ですが、tmux と被りますよね…。tmux 側は変えたくないので stumpwm 側を C-z 等 に変更して使っています。
(set-prefix-key (kbd "C-z"))