Claude Code から OpenCode へ移行した話

jedipunkz🚀 です。 最近、AI コーディングアシスタントとして使っていた Claude Code から OpenCode に移行しました。この記事では OpenCode の優れた機能と、なぜ移行を決めたのかの決めてを紹介します。 注記 (2025-12-28) OpenCode プロジェクトは、2024年7月に開発元の Charm 社による買収と運営方針を巡って、コントリビューター間で論争が発生しました。その後、Charm 版は Crush としてリブランドされ、現在の OpenCode は SST 組織によって https://github.com/sst/opencode で開発が継続されています。両プロジェクトは現在も別々のツールとして存在しており、この記事では SST 版の OpenCode について紹介しています。 OpenCode とは OpenCode は、ターミナルベースのオープンソース AI コーディングエージェントです。75以上の LLM プロバイダーをサポートし、高度にカスタマイズ可能なインターフェースを提供します。 公式サイト: https://opencode.ai/ 公式ドキュメント: https://opencode.ai/docs GitHub: https://github.com/opencode-ai/opencode Claude Code から移行した理由 1. 日本語入力 Claude Code では、日本語入力の変換中に文字が横にずれる現象が頻繁に発生し、非常にストレスでした。 OpenCode では、この問題が発生せず日本語入力が自然に行えます。地味ですが一番自分にとって大きいメリットだったかもしれません。 2. 柔軟なキーバインド設定 OpenCode の最大の魅力は、キーバインドを自由にカスタマイズできる点です。 日本語入力 Claude Code では、日本語入力の変換中に文字が横にずれる現象が頻繁に発生し、非常にストレスでした。 OpenCode では、この問題が発生せず、日本語入力が自然に行えます。TUI(Terminal User Interface)の実装が優れており、IME との相性も良好です。 Emacs 風のキーバインドをサポート Emacs 風のキーバインドが設定出来る点は自分にとっては大きかったです。設定せずとも自然に Emacs 風にバインドされているキーもあります。 Ctrl-a: 行頭に移動 Ctrl-e: 行末に移動 Ctrl-h: 一文字削除 Ctrl-k: カーソル位置から行末まで削除 Ctrl-f, Ctrl-b: 前後に移動 "keybinds": { "input_backspace": "backspace,shift+backspace,ctrl+h", "input_delete_to_line_end": "ctrl+k" }, Enter と Ctrl-Enter を使い分け可能 特に便利なのが、改行とメッセージ送信を分離できる点です: ...