VyOS で IPoE/PPPoE を併用して安定した接続&サーバー公開
@jedipunkz です。今まで自宅では PPPoE 接続をして Global IPv4 アドレスを取得して自宅にマイクラサーバーを外部公開しその接続を使って各端末でオンラインゲームやインターネットをしていました。ただ、IPoE 接続すると混雑時間を回避出来ると聞いていたので (これについては後術します)、普段のゲームや各端末のインターネット接続は IPoE 接続を利用しマイクラサーバーは PPPoE で公開、と出来ないかと考えました。IPoE は IPv4 over IPv6 のトンネリング接続するたため IPoE だけでは IPv4 Global IP アドレスによるサーバー公開は不可能だからです。 ここでは VyOS を使ってその両者を満たす接続の設定方法を記します。 要件 PPPoE して Global IPv4 を取得しサーバーを外部に提供 (その際に Dynamic DNS を利用 (自宅は Cloudflare)) サーバー以外の端末のトラヒックは IPoE 接続した経路に流す 回線はNTT フレッツ想定 (自分の場合は Asahi-net, IPv6 接続オプションあり, その他でも可) ISO イメージをビルド VyOS は Stable のバージョンは有償バージョンでないとダウンロード出来ませんがビルドすれば ISO イメージが作れます。その方法を記します。 2023/12 時点で最新の Stable バージョン 1.3.4 を指定 適当な Linux 端末でビルドしましたが Docker を利用できればどこでも良さそう git clone -b equuleus https://github.com/vyos/vyos-build cd vyos-build/ docker run --rm -it --privileged -v $(pwd):/vyos -w /vyos vyos/vyos-build:equuleus bash ./configure --architecture amd64 --build-type release --version 1.3.4 sudo make iso ビルドが完了すると build/ ディレクトリ配下に iso イメージが出来上がっているはずです。 ...